大学の卒業旅行でロンドンに行ったとき、僕は約10日間ホステルに滞在しました。
普通のホテルではなくホステルを選んだ理由は、何といってもその圧倒的なコスパ。
一泊たった2,000円前後という驚きの安さで、しかもロンドン・アイ(あの大きな観覧車)まで徒歩10分という、信じられないほどの好立地でした。
「それなら最高だったんじゃない?」と思うかもしれませんが、実際の滞在はそこまで快適とは言えませんでした……。
共有スペースの多さ、プライバシーのなさ、騒音、シャワー設備の不便さなど、ホステルならではの苦労を味わいました。
ただ、事前に持ち物をしっかり準備していたおかげで、必要最低限の快適さは確保できたと思っています。
この記事では、僕が「日本から持って行って本当によかった!」と心から感じたアイテムを紹介します。
これからホステルに泊まる予定がある方、特に海外のホステルが初めてという方は、ぜひ参考にしてみてください。
そもそもなぜホステル滞在は事前準備が重要なのか?
ホステルは「安く泊まれる」のが最大の魅力ですが、そのぶんホテルとはまったく異なる環境です。
宿泊費を抑えられる反面、設備やサービスは最低限という前提で滞在することになります。
特に初めてホステルに泊まる人は、事前準備を怠ると「こんなはずじゃなかった…」と後悔する可能性も。
だからこそ、ホステルならではの特徴をあらかじめ理解し、それに合わせた持ち物を用意しておくことが超重要なのです。
以下に、僕自身がロンドンでの滞在中に感じた「ホステル特有のポイント」を紹介します。
ホステルならではの特徴①:共同部屋であることがほとんど
ホステルでは、見ず知らずの他人と同じ部屋で寝るのが基本。
一部の個室プランを除いて、ドミトリールーム(相部屋)が主流です。
僕が泊まった部屋も8人部屋で、いびきがうるさい人がいたり、深夜に帰ってくる人がいたりして、正直ストレスはありました。
「静かに寝たい」「自分のペースで過ごしたい」という人には、慣れるまで少し大変かもしれません。
ホステルならではの特徴②:プライバシーがほぼない
ホステルのベッドは、二段ベッドや三段ベッドが基本。
僕が泊まったホステルでは、なんと三段ベッドの一番下でした…。
夜中に上の人がガタガタと帰ってくる音、ベッドの揺れ、薄暗い中での物音…。なかなか寝付けなかった記憶があります。
さらに、シャワーやトイレも共用なので、常に誰かの気配を感じる環境でした。プライバシーを求める人には厳しいかもしれません。
ホステルならではの特徴③:設備がとにかく簡易的
ホステルは、「最低限寝る場所があるだけ」と思っておいた方がいいです。
僕が泊まった場所では、ロッカーに鍵がついておらず、自分で南京錠を持ってこないと使えませんでした。
また、ティッシュやタオル、歯ブラシなどのアメニティは一切なし。
「ホテルなら当たり前にあるもの」がないことに、最初は驚くかもしれません。
ホステルに泊まる時に「本当に持って行ってよかったもの」5選
「なるべく荷物は減らしたいけど、不便な思いはしたくない…」
そんなあなたに、僕がロンドンのホステル10日間滞在で**「これは本当に助かった!」**と思ったアイテムを5つ厳選して紹介します。
どれもコンパクトかつコスパ抜群のものばかりなので、ホステルに泊まる予定のある方はぜひチェックしてみてください。
① 耳栓&アイマスク:睡眠の質が激変する必須アイテム
これは正直、命綱レベルで重要です。
ホステルは基本的に相部屋(ドミトリー)なので、他人の物音は避けられません。
夜中に帰ってくる人がガサゴソ荷物をいじったり、いびきが強烈だったり、突然部屋の電気をつける人も…。
僕自身、睡眠が浅くて繊細なタイプなので、正直言って普通に寝るのは難しかったです。
でも、耳栓とアイマスクを使うことでかなり快適度がアップしました。
100円ショップやAmazonで買えるもので十分なので、とりあえずバッグに入れておくべきアイテムNo.1です。
また、飛行機でも大活躍なので買っておいて損はないですね。

② シャワーサンダル(ビーチサンダル):共用シャワー対策に必須
ホステルのシャワールームは基本的に共用です。そして、その床が必ずしも清潔とは限りません。
僕が泊まったところには脱衣スペースがなく、靴の脱ぎ履きも不便な環境でした。
そんなときに役立ったのが、ビーチサンダル。
そのまま履いてシャワーを浴び、濡れたまま出てきても気になりませんでした。
防水性のあるサンダルやシャワーサンダルは、衛生面と快適さの両面でかなり重要なアイテムです。

③ 南京錠(ワイヤータイプがおすすめ):ロッカーに鍵がない前提で!
ホステルにはロッカーが用意されていることが多いですが、鍵付きでないことがほとんどです。
「共同部屋で鍵がないロッカー」は、正直かなり不安。
僕は事前にワイヤータイプの南京錠を持っていったおかげで、安心して貴重品を収納することができました。
ロッカーの形状に合わせやすい柔軟なコード型の南京錠がおすすめです。
セキュリティ意識を高めておくと、精神的な安心感も全然違います。

④ 速乾タオル:軽い・乾く・かさばらない、三拍子そろった神アイテム
ホステルではタオルが用意されていないことがほとんどです。
あっても有料だったり、分厚くて乾きにくいバスタオルを自分で持ち歩くのは現実的ではありません。
そこでおすすめなのが、速乾タオル(マイクロファイバー製など)。
僕は小さく畳めるタイプを持って行ったのですが、軽い・すぐ乾く・かさばらないの三拍子で本当に便利でした。
乾く場所が限られるホステルでは、こういった実用的なアイテムが重宝します。
使い古しのタオルを持って行って、現地で使い捨てるのもアリです。

⑤ マイボトル(軽量タイプ):節約にもなるし、便利さ抜群
意外と忘れがちですが、マイボトルも持って行って本当によかったものの一つです。
日本のようにホテルやホステルに自販機やウォーターサーバーがあるとは限りません。
さらに、ロンドンのような物価の高い国ではペットボトルの水が高いので、マイボトルがあれば経済的にも◎。
僕は現地のスーパーで大きめの水を買って、マイボトルに詰めて毎日持ち歩いていました。
折りたたみ式のボトルや保冷機能付きの軽量タイプなど、用途に応じて選ぶのがポイントです。

まとめ:ホステル滞在は「持ち物」で快適さが決まる
ホステルでの滞在を快適にするために、一番大切なのは事前の準備です。
もちろん、ホステルの圧倒的な安さや立地の良さはとても魅力的。
でも、その安さの裏には「設備が簡素」「プライバシーが少ない」「共有スペースが多い」といった特有の環境があります。
準備なしで飛び込んでしまうと、「安くてももう二度と泊まりたくない…」という残念な思い出になってしまうことも。
また、「現地で買えばいいや」と思っていても、海外では物価が高く、思ったように手に入らないことも多いです。
日本のように、何でも100円ショップで揃うような環境は、海外にはなかなかありません。
だからこそ、日本でしっかりと準備を整えてから出発することが、安心で賢い選択です。
ほんの少しの工夫で、ホステルの不便さはぐっと軽減できます。
「安く・楽しく・快適に」ホステル滞在を楽しむために、この記事で紹介したアイテムをぜひ旅の準備リストに加えてみてくださいね。
快適なホステルステイを、あなたの旅の最高の思い出に変えましょう!
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