
自分なんかが外資に入って通用するのかな…



正直、僕も同じこと思ってたよ。
でも、“やってみたい”って思うなら、それが一番の武器になる!



やってみようかな…!
「外資系で働いてみたい。でも、英語力に自信がない……」
そんな不安を抱えている方に向けて、僕の実体験をシェアします。
英文学科出身・IT未経験の僕が、新卒で外資系IT企業にエンジニアとして入社。
TOEICは940点を持っていたものの、
「実際に英語で仕事なんてできるのか?」
という不安は消えませんでした。
それでも僕は、「やってみたい」という思いだけを頼りに、飛び込みました。
実際にどんなふうに英語を使うのか? 英語はビジネスの現場で通用したのか?
この記事では、そんなリアルな体験をもとに、「英語力に自信がない新卒こそ外資系に挑戦すべき理由」をお話しします。
新卒で外資系IT企業に入社した理由と、英語力への不安
僕は大学では文学部英文学科に在籍していて、英語を専門的に学んできました。
そして卒業後、外資系IT企業に新卒でエンジニア職として入社することを決めました。
「なぜ文系からIT?」
「なぜ外資?」
とよく聞かれますが、僕がこの道を選んだ理由は、英語を活かしながら、プラスαでビジネススキルやテクノロジーの知識も身につけたいと思ったからです。
ただし、僕には長期の留学経験や海外勤務経験はありません。
大学時代に経験したのは、1か月間の短期語学留学と、日常的に続けていたオンライン英会話、そしてTOEICの勉強。
手の届く範囲で英語力を磨いてきたタイプです。
実際に入社した外資系IT企業では、社員の半数以上がバイリンガル。
外国人の同僚や、帰国子女、長期留学経験者などが多く、英語での会話も日常茶飯事。
さらに、僕はITのバックグラウンドもゼロだったので、「果たしてやっていけるのか……」という不安はかなり大きかったです。
でも、そんな不安を抱えながらも入社してみて、「本当に飛び込んで良かった」と心から思っています。
完璧な英語力やスキルがなくても、「英語を使って働きたい」という気持ちがあるなら、外資系企業への挑戦には十分価値があると感じています。
今回は、そんな僕の実体験を通して、TOEICスコアや短期留学、オンライン英会話といった“身近な英語学習”が、実際に外資系企業でどこまで通用したのかを詳しくお話ししていきます。
大学での英語学習の経歴|“自信はなかったけど、積み重ねが力になった”
外資系IT企業に新卒で入社したと言うと、「学生時代からずっと英語に自信があったんでしょ?」と思われがちです。
でも、実際のところは特別なバックグラウンドや圧倒的な英語力があったわけではありません。
僕の大学での英語学習は、以下のような形でした。
英文学科での授業:英語の「知識」は得たが、「実践」は少なめ
僕は文学部の英文学科に所属していましたが、そこではいわゆるビジネス英語とはやや縁遠い世界でした。
扱ったのは、英語学(音声学や語源、構文など)や言語学、シェイクスピアなどの英文学。
「英語を話す」よりも「英語を研究する」ことがメインだったんです。
もちろん、こうした学びは語彙力や読解力、言語に対する感覚を育てる上で大きな土台になりましたが、いざビジネスの現場で使う英語となると、「この知識が直接役立つ」という実感は少なかったのが正直なところです。
オンライン英会話:使える英語への大きな一歩
僕にとって英語を“使うもの”に変えてくれたのが、大学時代に継続していたオンライン英会話です。
これは別記事で詳しく紹介していますが、英語の知識だけを積み上げてきた僕に「話せる英語」の感覚を初めて与えてくれた経験でした。
特に役立ったのは、ビジネスシーンを想定したレッスンやディスカッション形式の授業。
文法ミスを気にしすぎずに会話を楽しむ力、聞き返す勇気、表現のバリエーションなど、座学では得られないスキルがたくさん身につきました。


夏休みの1か月語学留学:アウトプットの場として効果的だった
大学の夏休みを利用して行った1か月間の短期語学留学も、僕の英語力にとって大きな意味がありました。
英語圏で暮らす経験は初めてで、正直、最初は全然うまく話せませんでした。
でも、オンライン英会話や大学の授業でインプットしていた内容をとにかく「話す」「使う」ことができる環境に身を置いたことで、英語を話すことに対する抵抗感がかなり減りました。
「完璧じゃなくても伝わる」
「とにかく口に出すことが大事」
というマインドセットを得られたのは、この留学の最大の成果だったと思います。


TOEIC940点の取得:あくまで“受験英語”という意識
就職活動を見据えてTOEICの勉強にも本格的に取り組みました。
結果として、最終的にスコアは940点まで伸ばすことができました。
ただし、TOEICのスコアが高いからといって、「ビジネス英語が完璧にできる」とは限らないというのが実感です。
実際のビジネスシーンでは、メールのやりとり、プレゼン、会議での発言など、TOEICの問題とは異なるスキルが求められます。
試験のためにリスニングや文法、語彙を集中的に鍛えたとはいえ、あくまで“試験対策”の英語力だったと感じています。


英語はビジネスで通用したのか?|現場で感じた“リアル”
外資系IT企業でエンジニアとして働き始めて、実際に英語を使う機会は想像以上に多くありました。
学生時代、英語の勉強は自分なりに頑張ってきたつもりでしたが、果たしてその英語は実務の場で通用するのか?これは入社前に最も不安だったポイントのひとつです。
ここでは、会議や資料作成、メールのやりとりなど、実際の英語使用シーンで感じたことを率直にお伝えします。
英語会議:正直「なんとかなる」が最初の感想
入社して間もなく、海外チームとの英語会議に参加することになりました。
結論から言うと、「完璧に理解・発言できたわけじゃないけど、何とかやりきれた」というのが初回の率直な感想です。
最初の会議では、話すタイミングを見失って変な間が空いてしまったり、聞き返す回数が多かったりと、緊張の連続でした。
ただしこれは、まだ社会人経験も浅く、英語での会議も初めてという状態で挑んだ結果です。
その後、何度か会議に参加する中で徐々に変化がありました。
定番のやり取りやフレーズがパターンとしてわかってきて、ある程度「型」が見えるようになったんです。
とはいえ、どれだけ英語を勉強してきても、すべての会議を完全に理解して、即座に返答できるわけではありません。
- ネイティブの早口についていけない
- 技術的な話で専門用語がわからない
- 相手の意図が読み取りにくいときもある
こんな場面には今でも多々直面します。
だからこそ、言語は一朝一夕で完璧にはならないし、学び続ける必要があると強く感じています。
悔しい場面もありますが、それ以上に「少しずつ成長している」と実感できるのは嬉しいことでもあります。
メール・資料作成:ここは「むしろ通用した」
一方で、メールのやり取りや資料作成に関しては、入社当初から比較的自信を持って対応できた分野です。
メールでは、クライアントや海外本社とのやり取りもありましたが、一文一文を丁寧に書ける時間的余裕がある分、リスニングや会話よりも心理的なハードルは低かったです。
大学時代の英文読解、そしてTOEICのライティング力強化の経験がここで活きたと感じています。
自分で書いた英文がそのまま会議で使われたり、フィードバックをもらえたりすると、「ちゃんと通用してるんだ」と感じられて自信につながります。
新卒で英語力に自信がなくても外資系企業に行くべきか?
結論から言うと、「英語を使って働いてみたい」という気持ちが少しでもあるなら、迷わず挑戦すべきです。
なぜなら、外資系企業で活躍できるかどうかは、「これまでどれだけ英語を勉強してきたか」ではなく、「これからどれだけ努力できるか」がカギになるからです。
英語力に不安があっても、大丈夫だった
僕自身、大学では英文学科で学び、オンライン英会話やTOEICの勉強などもしてきましたが、「ビジネス英語がペラペラ」という自信があったわけではありません。
留学も1ヶ月だけの短期留学でした。
それでも、実際に外資系IT企業でエンジニアとして働き始めてみて思うのは、「現場で英語を使いながら学んでいく」ことこそが、もっとも効果的な成長の場」だったということです。
成長は実務の中でこそ加速する
英語の会議で戸惑ったり、ネイティブの早口に全くついていけなかったり、最初は当然うまくいかないこともありました。
でも、場数を踏んでいくうちに、徐々に耳が慣れ、話すべきタイミングや表現も自然と身についていきました。
つまり、
「完璧に準備が整ってから挑戦しよう」と思っていても、その“完璧な日”は一生来ないんです。
逆に言えば、多少の不安や未熟さがあっても、現場に飛び込んでしまえば人は伸びる。
社会人になってから学んだことのうちの一つです。
「やってみたい」があるなら、挑戦すべき
英語力に自信がないと、つい「自分なんかが外資に行ってもいいのだろうか…」と考えてしまう気持ちもよくわかります。
でも、やる気と学び続ける姿勢さえあれば、チャンスは確実にあります。
入社時点の英語力が完璧である必要はありません。
むしろ、「使って学ぶ」中でこそ、英語力は一番伸びる。
だからこそ、“やってみたい”という気持ちを信じて、一歩踏み出すことが何より大事です。
まとめ
- 英語力に自信がなくても、やる気があれば外資系に挑戦すべき
- 実際の現場で使うことでこそ、英語はどんどん伸びる
- 完璧に準備できる日は来ない。まずは飛び込んでみよう
英語を武器に働いてみたいと思うなら、それはすでに「挑戦する資格がある」ということ。
迷っているなら、まずは一歩、踏み出してみてください。
その一歩が、きっと未来の自信に変わっていきます。