はじめに
僕は高校二年生の時の学年テストで最下位をとりました。そのときにこままではいけないと思い、高校二年生の三学期から本気で勉強を開始して、その結果一年後には英語の偏差値を66まであげることができ第一志望校にも無事に合格することができました。

・点線:第一志望校の昨年度合格者平均点
・実線:自分の成績推移
こちらは実際の成績推移です。スタート地点は論外ですね笑
僕は割と極端な性格なのでやると決めたらしっかりと向き合うのですが、やらないと決めたらとことんやりません。なので、大学受験対策は三年生になってからでいいや。と思ってましたが、高校二年生の学期末テストで最下位をとったときにさすがに焦りました。
そこで高校二年生の三学期から本気で勉強を始め、一年後には英語の偏差値を66まであげることができ、第一志望校にも無事に合格することができました。
この経験から、ゼロの状態からでもやれば必ず達成することができると断言できます。
ただし、正しくやらないと達成することは難しいでしょう。
なので、今回は英語の偏差値を66まで上げた方法を時系列で紹介し、皆さんが苦手な状態からでも英語を得意科目にして自信をもって大学受験に挑めるようになれば嬉しいです。
英語基礎力強化期:高校二年生三学期〜高校三年生一学期前半(約四カ月)
この時期はとにかく英語基礎の復習に取り組みました。
高校二年生の二学期までは正直全くと言っていいほど勉強はしていなかったので
単語や英文法は高校受験の時に勉強した段階で止まっていました。というか、高校受験から一年以上もたっていたのでほとんど忘れてしまいむしろ低下していた思います笑
具体的にやったことは以下です。
英文法の総復習
まずは英文法の参考書を総復習しました。
英文法参考書のいいところは高校で学ぶべきところが網羅されているところ。
一ページ目から読み直すことで大学受験英語に必要な英文法の範囲を把握することができます。
ここで大事なことは一周目ですべて覚えようとせずにまずは一周読んでみて、高校一、二年生で習ったことを思い出しながら受験に向けて学ぶ必要がある範囲を理解することを目標にしましょう。
一週目が終わった後は参考書をすべて覚えようと繰り返し読むのではなく、問題を解けなかったときなどに随時確認するようにしてください。
なので暗記本ではなく”参考”書としての位置づけと思ってよいでしょう。
僕はスクランブルを使っていたのですが項目ごとで解説もわかりやすくまとめられていたのでお勧めです。
学校ですでに購入しているものがあればそれでも問題ないと思います。


スタディサプリで英文法講座を受講
スタディサプリで関先生の英文法の授業を受けましょう。
正直言って学校の英文法の授業と関先生の講義は全くと言っていいほど別物です。
学校の授業だと参考書に書かれていることをそのまま説明されるみたいなものがほとんどだと思いますが、関先生は違います。英語の本質的な部分を教えてくれるので英語を見る世界が変わります。
なので英文法参考書の総復習と並行して受講ことでより一層文法力を強化することが可能になります。ここで得る知識は英単語習得や長文読解においても強力な武器になるのでしっかりと取り組みましょう。
またスタディサプリを利用することは独学で大学受験を成功させる要因の重要な要素です。
特に難関大学と言われる大学を目指す場合、学校の授業や参考書だけでは限界があります。
ですのでスタディサプリを使って一流講師の講義を効率よく活用することが必須となります。
料金も一ヵ月2000円以下で始められるので学習の開始と同時に始めましょう。

英単語力の強化
これは受験が終わるまで続けたほうが良いと思うのですが、受験英語の勉強の開始と同時に英単語力の強化を始めましょう。
意識してほしいことは英単語の”暗記”ではなく、”強化”です。
ただやみくもに「have = 持っている」と覚えるのではなく、文脈の中で使われる意味や使い方も一緒に覚えることが大切です。
たとえば、
- “I have a book.” は「本を持っている」という所有の意味ですが、
- “I have lunch.” となると「昼食をとる」という意味になります。
- “I have to go.” では「行かなければならない」という義務を表します。
このように、同じ単語でも文によって意味や使い方が変わるため、単語帳を丸暗記するのではなく、例文を通じて「イメージとして覚える」ことが単語力の“強化”になります。
特におすすめなのは、
- 単語帳の例文を音読して自分でも使ってみる
- 同義語・反意語・品詞の変化(have → has, had, having など)も一緒に確認する
こうすることで、受験だけでなく将来の英語力にもつながる、本物の語彙力が身につきます。
目指したいレベルとしては英単語を見た瞬間に日本語の意味が出てくるようにしてほしいです。
リスニングの時や長文読解の時に、見たことあるな、なんだたっけ、のレベルでは時間内に問題を解くことはできません。
なので、英単語も見たらすぐに日本語が言えるくらい何度も繰り返して自分の中にしみ込ませましょう。

・点線:第一志望校の昨年度合格者平均点
・実線:自分の成績推移
これをやっておくと少なくとも最下位になるなんてことはないと思います。
僕の成績推移を見てからもわかる通り六月には昨年度合格者平均点に近づいているので、高校二年生の三学期から高校三年生の一学期初期までにどれだけ英語の基礎を身につけて周りに追いつくかが重要です。
また、高校二年生の段階で大学受験対策をしていない人のほうが多いと思いますので、周りを追い越すくらいのつもりでやりましょう。
僕はこの六月の模試で比較的に良い結果が出たことがその後の勉強のモチベーションになりました。
もちろん、勉強を始めるのが三年生になってからになってしまったという人でも大丈夫。スタディサプリは倍速機能もあるので効率よく本気でやればこの英語基礎力強化のフェーズは三ケ月もあればこなせると思います。
夏までにはこの英語基礎力強化が完了している状態を目指しましょう。
実践力強化:高校三年生一学期後半から二学期にかけて(約五カ月)
長文読解問題の演習
ポイントは「いきなり難しい問題に挑まない」こと。徐々にステップアップしていき応用力をつけるようにしましょう。
また、量をこなすのではなく質を高めるように意識してください。
どういうことかというと、復習をとにかく丁寧にやるということです。
一題といたら音読かシャドーイングを最低10回はやるようにしてほしいです。
そうすることで文の構造が自然と理解できるようになります。
こちらもスタディサプリで長文読解の解き方を受講しながら並行してやるのがおすすめです。
こちらもすでに学校で購入したものがあればそちらを使って問題ないと思いますが、ものたりないなという方はこちらの問題集がおすすめです。自分に合ったレベルから始めましょう。

文法問題の演習
文法力も演習を通して強化しましょう。
ここで自分が理解できていない箇所が明確にできるのでわからない箇所があったら参考書を振り返り、しっかりと理解することが重要です。
自分にあったらレベルから始めましょう。

リスニング対策
リスニング対策として、1.2倍速で音声を聞く練習をしました。
実際の試験より少し速いスピードで聞くことで、本番がゆっくりに感じられるようになります。
さらに効果的だったのが「復習」です。
スクリプトを音読し、英語のリズムに慣れるように意識しました。
音読は最低でも10回、シャドーイングも組み合わせて、英語の音の連なり・抑揚・区切り方を体にしみこませていきました。
👉目でスクリプトを見て、耳で音を聞き、口で発音する。
この「視覚・聴覚・発話」の3つをフル活用することで、リスニング力が短期間でぐっと伸びました。
英語のバックグラウンドがない人ほど、英語の音に“慣れる”のに時間がかかるので、この地道なステップは絶対に飛ばさないでほしいと思います。近道に見えてスキップすると、後で必ず苦労します。

ここまでしっかりやり込めると、高校三年生の秋ごろにはしっかりと差が出ると思います。
実際に僕が偏差値66まであがったのもこの時期でした。
本番対策:高校三年生二学期後半から三学期にかけて(約五カ月)
実践対策がある程度できるようになったら、いよいよ本番対策に移ります。
このフェーズで最も重要なのは、とにかく過去問を解くことです。
実践力がある程度ついていれば、多くの過去問に対応できるはずです。
ただし、この段階で解けない問題に出会うこともあると思います。そんなときは「まだ本番じゃなくてよかった」と、前向きにとらえることが大切です。
わからない問題はそのままにせず、しっかりと立ち止まりましょう。
参考書や単語帳を見直すことで、知識の抜け漏れを着実に補強できます。
復習のスタンス
この時期の復習は、実践対策フェーズほど時間をかける必要はありません。
ただし、音読やシャドーイングは最低でも各大問5回は行うようにし、間違えた問題だけを効率よく潰していくのがコツです。
本番が近づくにつれて時間も限られてくるので、質と効率を意識した学習を心がけましょう。
成績が一時的に落ちても大丈夫
成績推移を見ても、この時期にスランプのように見えることは珍しくありません。
ライバルたちも仕上げてきている中で、焦る気持ちが出てくるのは自然なことです。

・点線:第一志望校の昨年度合格者平均点
・実線:自分の成績推移
でも、受験生にできるのは「やるべきことをやる」だけです。
周囲と比較して不安になるよりも、これまで積み上げてきた自分を信じて、本番対策を淡々とやりきりましょう。
努力は必ず結果につながります。最後まで一緒に頑張りましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
たとえ今、成績に自信がなかったり、これまで思うように勉強できていなかったとしても、正しい方法で努力を積み重ねれば、独学でも偏差値を上げることは十分に可能です。
大切なのは、今この瞬間から本気で取り組むこと。
過去ではなく、これからの行動が未来を決めます。
焦らず、一歩ずつ。
あなたの努力は、必ず結果につながります。
応援しています。頑張ってください!
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