
MBA留学したいけど、欧米はハードル高そうだしなあ…



僕も同じように悩んでたけど、マレーシアの大学なら現実的に挑戦できたよ!



えっ、マレーシア?詳しく教えて!
僕がMBA留学を決意したとき、最終的に候補地として選んだのが「マレーシア」でした。
英語で学べて、学費や生活費が欧米に比べて圧倒的に安く、それでいて多国籍な環境が整っている。
そんなコストと環境のバランスが取れた理想的な国だったからです。
ただし、マレーシアには多くの大学があり、MBAプログラムを提供している学校も複数あります。
僕自身、どこを選ぶべきかかなり迷いましたし、情報も決して多くはありませんでした。
この記事では、
「なぜマレーシアを選んだのか」
そして「マレーシアでMBAが学べる大学の特徴や入学条件」
について、実体験を交えて詳しく解説します。
なお、僕が最終的に選んだ大学である Asia Pacific University(APU)を選んだ理由については、別記事で詳しくご紹介します。
「欧米のMBAはハードルが高い…でも諦めたくない」
という方にとって、マレーシアMBAはとても現実的な選択肢になると思います。
この記事が、あなたの留学計画のヒントになれば嬉しいです。
はじめに:出願時の僕の状況
まず、僕がMBA留学を決意したときの背景やスペックについて簡単に共有しておきます。
これから同じようにMBAを目指す方の参考になるかもしれません。
正直なところ、僕自身はMBAに出願するには「ちょっと不利かも…?」と思っていました。
というのも、もともと大学では文学部・英文学科に在籍しており、ビジネスや経済とはまったく縁のないバックグラウンド。
さらに、MBAは一般的にマネジメント経験のある30代以降の社会人が多く、「自分みたいな20代半ばでリーダー経験も浅い人間が受け入れてもらえるのか?」という不安もありました。
ただ、迷っていても何も始まらない。
まずは自分が出せるスペックでチャレンジしてみようと決め、行動に移しました。
以下が、当時の僕のプロフィールです:
- 年齢:26歳
- 学部:文学部 英文学科(ビジネス専攻ではない)
- 英語力:IELTS 6.5
- 職歴:外資系IT企業で社会人3年目(エンジニア2年、ファイナンス1年弱)
決して「MBA向きの王道キャリア」というわけではありませんでしたが、だからこそ自分に合った学校を見つけることが何より大事でした。


なぜ「マレーシア」MBAなのか
入学要件が優しい=挑戦しやすい環境だった
これは、欧米の大学と比較して明らかに違うポイントです。
以下で解説します。
✔️ 英語力(IELTS)のハードルが低い
たとえば、僕が出願した Asia Pacific University(APU) の場合、必要なIELTSスコアは 6.0以上(全セクション5.5以上)。
一方で、イギリスやアメリカなど欧米のMBAでは、6.5〜7.0が最低ラインになっていることがほとんどです。
IELTSの0.5の差はとても大きいです。
僕自身は IELTS6.5 を持っていましたが、ギリギリのラインだったので、この「英語要件の優しさ」は正直かなりありがたかったです。
✔️ 職務経験が浅くても応募できる
次に大きなポイントは 職務経験に対する基準が柔軟 なこと。
欧米のMBAでは、最低でも3年〜5年以上の実務経験が求められるのが一般的ですが、マレーシアの多くの大学では年数の明確な要件がないか、そもそも職務経験が必須でない場合すらあります。
たとえばAPUも、「ある程度の実務経験があることが望ましい」とはされていますが、僕のように社会人3年目でも問題なく受け入れてくれました。
公式サイトはこちら→Master of Business Administration | APU


✔️ GPAもそこまで厳しく見られない
さらに、マレーシアの大学では 学部のGPA要件も比較的寛容 です。
欧米の大学院では3.0以上が求められることが多いですが、マレーシアでは2.5程度から出願可能な学校もありますし、実務経験や志望動機などを含めた「総合評価」で判断してくれるケースもあります。
また、僕のように学部がビジネス関連でない(文学部英文学科)場合でも、実務経験や将来のキャリアプランがしっかりしていれば、十分に合格可能です。


条件が“優しい”ということは、挑戦しやすいということ
こうした条件面の“優しさ”は、社会人3年目で、ビジネス関連の学位もなく、資金も潤沢でない自分にとってまさに理想的でした。
「学歴も職歴も超優秀です!」という人なら、MBAランキングを見て欧米のトップ校を目指すのもいいと思います。
でも僕のように、
「英語はある程度できるけど、職歴や学歴に自信がない」
「でも海外MBAには本気で挑戦したい」
という人にとって、マレーシア、そしてAPUはすごく現実的で、ちゃんとチャンスを与えてくれる場所だと感じました。
マレーシアでMBAを学べる大学の選択肢とは?
マレーシアでMBAを取得する場合、大きく分けて2つのタイプの大学があります。
① 海外有名大学のマレーシア分校
これは、イギリスやオーストラリアの有名大学がマレーシアに開設しているキャンパスで、現地で学びながら本国と同じカリキュラム・学位を取得できるスタイルです。
代表的な大学としては以下のような分校があります:
- University of Nottingham Malaysia(イギリス)
- Heriot-Watt University Malaysia(イギリス)
- Monash University Malaysia(オーストラリア)
これらの大学の魅力は、なんといっても「本国と同じ学位を、アジアで取得できる」という点。
大学のブランド力や世界的な知名度を重視する方にとっては大きな魅力です。
一方で注意点としては、以下のような点が挙げられます:
- IELTSスコアが高めに設定されている(例:NottinghamのMBAはIELTS6.5以上)
- 学費が比較的高め(年間200万円以上になることも)
- カリキュラムの厳しさや評価基準も、本国に準拠する傾向がある
「分校」とはいえ、求められるレベルは本国に近いため、しっかり準備して臨む必要があります。
② マレーシア国内の大学(現地大学)
もう一つの選択肢は、マレーシア現地で設立された大学で学ぶスタイルです。
こちらの特徴は以下の通り:
- 入学要件が比較的やさしめ
- 学費がリーズナブル(100〜150万円前後)
- 柔軟なカリキュラム、実務に即した内容が多い
- デュアルディグリー制度などでイギリスの学位を取得できる大学もある
代表的な大学は以下の通りです:
- Asia Pacific University(APU)
- Sunway University
たとえば、僕が出願した APU では、イギリスのDe Montfort Universityとのデュアルディグリープログラムを提供しており、マレーシアで学びながらイギリスの正式なMBAの学位が取得可能です。
入学要件についても、IELTSは6.0〜、職務経験やGPAの要件も柔軟に対応してもらえるため、
「今のスペックで欧米のMBAはちょっと厳しいかも…」という人には非常におすすめです。
どちらが合うかは自分次第
「有名大学の分校」と「マレーシアの大学」——
どちらにもメリット・デメリットがあります。
- ネームバリューや国際的な評価を重視するなら分校型
- コスパや実践性、入学しやすさを重視するなら現地大学型
僕は自分の英語力や職務経験、将来のキャリア計画を踏まえ、“現実的に成功できる道”としてマレーシアの現地大学(APU)を選びました。
マレーシアMBAを考えている人へのアドバイス
これからマレーシアでMBAを目指す方に向けて、実際に僕が経験して感じたリアルなアドバイスをまとめます。
1. 自分で一次情報を取りに行こう
留学エージェントの情報は便利ですが、それだけに頼るのはリスクがあります。
大学のカリキュラムや開講状況は日々変化しているため、最終的には自分で一次情報を取りに行くことが大切です。
実際に僕も、あるエージェントのサイトで「NottinghamでMBAが取れる」と記載されていたのを見て気になり、大学の公式担当者に直接問い合わせたところ、「現在はMBAプログラムは開講していません」との回答がありました。
このように、ネットの情報や代理店の案内が最新ではないケースも少なくありません。
▼おすすめの情報収集方法
- 留学フェアに参加する
僕は「留学推進協会」が主催する無料のマレーシア留学フェアに参加しました。
現地大学の担当者が多数参加しており、その場で複数校の比較や質問ができるのでとても有意義でした。 - 大学の公式HPを確認する
正確で最新の情報を得るには、やはり大学の公式サイトが最も信頼できます。
英語が不安でも、公式サイトには多くの情報が網羅されているので、翻訳ツールを活用しながらチェックしてみましょう。 - メールや問い合わせフォームで質問する
「直接メールするのは緊張する…」と思うかもしれませんが、大学側も学生からの問い合わせを歓迎しており、丁寧に対応してくれます。
実際、僕がAPUに質問したときも、とても丁寧に対応してくれて、印象が良かったです。
2. 他人と比べすぎない
マレーシアはMBA留学先としてはまだメジャーとは言えません。
ランキングやネームバリューを重視する人から見れば、イギリスやアメリカの有名大学に比べて「格下」に見えるかもしれません。
でも、大事なのは「自分にとって現実的で意味のある選択かどうか」です。
欧米の大学は、費用・英語力・職歴の面で高いハードルがあることも事実です。
それが原因で「MBAは自分には無理だ」とあきらめてしまうのは、もったいないと思います。
マレーシアでなら、等身大の自分で勝負できるMBAがあります。
他人の基準ではなく、自分のゴールと今の実力に合った選択をすることが、最終的に自分にとって価値ある留学につながるはずです。
まとめ:マレーシアMBAは、現実的な一歩として最適な選択肢
本記事では、マレーシアでMBAを目指すにあたっての全体像や、マレーシアの大学の選択肢、そして入学要件の特徴についてご紹介しました。
マレーシアのMBAは、欧米に比べて
- 入学要件(IELTS・職務経験・GPA)が比較的柔軟
- 費用も抑えられており、コストパフォーマンスが高い
- 一部の大学ではイギリスやオーストラリアの大学と同等の学位が取得できる
といった点が特徴で、「これから挑戦したい」人にとっての最初のステップとして、非常に現実的な選択肢だと感じています。
一方で、情報が少なく、手探りでの準備が必要な面もあります。
だからこそ、他人の意見やネットの噂に流されすぎず、自分の軸を持って判断することが大切です。