
IELTSってリスニングもスピーキングもあるけど、正直どこから手をつければいいのか分からない…



わかる。。。
模試やってるけど、この対策で本当に目標スコアとか取れるのかなって不安になるんだよね…
僕はマレーシアの大学院のMBAコースに申し込むためにIELTSの勉強を始めました。
正直なところ、最初はかなり戸惑いました。
というのも、これまでにTOEICの受験経験はあったものの、IELTSのような英語4技能試験(リスニング・リーディング・ライティング・スピーキング)は初めてだったからです。
TOEICでは主にリスニングとリーディングのみが問われるため、スピーキングやライティングの対策方法が全く分からず、どこから手をつけていいのか分からない状態でした。
それでも、留学準備を進める中で、「最低でもOverall 6.5は必要」という目標を自分の中で明確に定めて、約2〜3ヶ月の準備期間を経て本番に臨みました。
そして先日、ついにIELTSを初受験し、目標スコアの6.5を無事にクリアすることができました。
この記事では、以下の内容を中心にご紹介します。
- IELTS本番当日の流れや雰囲気
- 実際のスコアと各セクションの詳細
- それぞれのパートの難易度や反省点
- 初受験で学んだことと、次回に向けた改善点
これからIELTSを受けようと考えている方や、TOEICからのステップアップを検討している方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。


当日の様子:受験会場・試験の流れ・印象
受験会場:バークレーハウス語学センター(東京)
僕が今回受験したのは、東京・市ヶ谷にあるバークレーハウス語学センターです。
ここでは、IELTSのコンピューター形式(Computer-delivered IELTS)の試験がほぼ毎日開催されているため、自分のスケジュールに合わせて柔軟に日程を組めるのが魅力です。
さらに、以下のような受験者に嬉しい特典やサービスも充実しており、非常に快適な環境で受験することができました:
- ペットボトルの水の持ち込みOK(キャップ付きの透明ボトル)
- スピーキングとその他の試験の間に使える自習室完備
- 模擬試験40回分の特典付き
- 早期申込による受験料の割引制度あり
受験前のストレスを少しでも軽減したい方には、バークレーハウスは非常におすすめの会場です。
※詳しい特典内容や申込方法は、公式サイトをご確認ください。
試験の流れ:スピーキングと筆記試験は別時間に実施
IELTSのコンピューター形式では、「スピーキング」と「その他3科目(リスニング・リーディング・ライティング)」が別時間で行われるのが特徴です。
受験者は、それぞれの時間を自分で選択できるため、ライフスタイルや当日の集中力を考慮して予約できるのが嬉しいポイントです。
僕は以下の時間帯で受験しました:
スピーキング:11:50〜12:10
リスニング・リーディング・ライティング:14:00〜16:45
この順番で受けたのは、戦略的にも大正解だったと感じています。
というのも、スピーキングテストは対面形式で行われる会話試験であり、試験官との相性や自分の話し方の印象もスコアに影響する可能性があります。
そのため、脳が最もクリアな午前中の時間帯にスピーキングを終えることで、最大限のパフォーマンスを発揮できたと思います。
一方で、午後に行われるリスニング・リーディング・ライティングの3科目は、合計で3時間近い長丁場になります。
もしこの後にスピーキングがあったら、正直ヘトヘトになっていたと思います…。
「先にスピーキング、後にその他の科目」という順番で予約できたのは、初受験でも集中力を最後まで保つコツのひとつだったと感じました。
\IELTS対策についての記事はこちら/


結果発表:Overall 6.5の内訳(L/R/W/S各スコア)
まずは、今回のIELTS初受験のスコア結果を公開します。


もともと目標としていたのは「Overall 6.5」だったので、ひとまずスコア的にはクリアできたことに満足しています。
ただ正直なところ、試験を受ける前は「あわよくばOverall 7.0も狙えるかもしれない」という期待も少し持っていました。
なので、結果を見たときは嬉しさ半分、悔しさ半分というのが正直な気持ちです。
特にスピーキングが5.5だったのは、自分の中でも「もう少しできたと思っていた」感覚があっただけに、少しショックでした。
逆に、リスニングで7.0を取れたのは嬉しい誤算で、TOEICで鍛えた耳がここで活きたのかもしれません。
この後のセクションでは、各セクションの難易度・反省点・手応えについて詳しく振り返っていきたいと思います。
これからIELTSを受ける方の参考になれば幸いです。
各セクション別感想:難易度・反省点・手応え
Listening(リスニング):7.0
これは正直、想定以上に良いスコアが出て驚きました。
特に勉強を始めたばかりの頃は、イギリス英語のアクセントにかなり戸惑ったり、TOEICにはないスペルの書き取りに苦戦したりと、不安が多かったセクションです。
対策としては、試験申込の特典でついてくる模擬試験を繰り返し解いたことが一番大きかったと思います。
模試でも毎回スコアが表示されるので、結果が6.0〜7.0の範囲に収まっていたときから「本番でもこのくらいかな」と予想していました。
リスニングは「IELTS用にしっかり設計された模擬試験での演習」が最も効率的な対策だと実感しました。


Reading(リーディング):6.5
こちらはまさに「模試通りの結果」という印象です。
できれば7.0が欲しかったところですが、淡い期待は裏切られました(笑)。
それでも本番では、「模試よりも画面設計が親切で、思ったより解きやすかった」というのが素直な感想です。
具体的には、本文と設問が別ページで開けて、行き来がスムーズにできるという点が大きなプラスでした。
模試のシステムでは、設問を切り替えるたびに本文がリセットされてしまうことが多く、少しストレスに感じていたのですが、本番ではそのような心配はありませんでした。
ハイライト機能やメモ機能も充実しているので、しっかり使いこなすことでより効率的に解答できると思います。
Writing(ライティング):6.5
Writingもほぼ予想通りのスコアでした。
模擬試験と同じ形式・難易度だったため、時間内に書き終える練習さえしておけば十分に対応できると感じました。
僕はPart 1→Part 2の順番で解答しましたが、これが結果的に良かったと思っています。
というのも、Part 2のほうがスコアへの影響が大きいと言われているので、Part 1を早めに終わらせて、残りの時間を落ち着いてPart 2に集中することができました。
また、IELTSのWritingでは型(構成)を身につけておくことも重要です。
僕は事前に「序論→理由①→理由②→結論」という型をベースに準備していたので、初見のトピックにも焦らず対応できました。
Speaking(スピーキング):5.5
最も意外だったのがこのスピーキングです。
自分としては一番手応えがあったセクションだったので、スコアを見たときは正直ショックでした。
特に試験中は、会話の流れも自然だったし、相手の質問にもきちんと答えられたという自信があったので、何なら6.5〜7.0くらいあるのでは…?
と思っていたくらいです。
ただ、試験後に振り返ってみると、いくつか気になる点もありました。
たとえば、“Why?” “How?”と追加で聞かれたときに、同じ内容を繰り返して答えてしまったり、表現のバリエーションが乏しかった可能性が高いです。
IELTSスピーキングでは、「流暢さ・語彙の豊かさ・文法の正確性・発音」などが評価基準とされていますが、僕は「ミスなく端的に答える」ことばかり意識してしまい、逆に減点されたのかもしれません。
これから受験される方は、「ただ正確に答える」だけでなく、「表現力」や「自分の意見の展開力」にも気を配ることをおすすめします。
まとめ
今回、初めてのIELTS受験でOverall 6.5を取得できたことは、自分にとって大きな自信になりました。
特に、IELTSの勉強を始めた当初は、
「何から始めたらいいのか分からない」
「TOEICとはまったく違う形式で不安」
という状態だったので、一歩踏み出して受験まで走り切れたこと自体が大きな成長だと感じています。
IELTS対策で学んだこと
- 模擬試験を活用することの重要性
特にListening・Readingでは、本番と同じ形式の模試を繰り返し解くことで、時間配分・問題傾向・画面操作への慣れが身につきました。 - 試験当日の戦略が点数に直結する
スピーキングを午前中に受けて、頭がクリアな状態で臨めたのは正解でした。
逆に、スピーキングを最後に回すと集中力が切れてしまうリスクもあると思います。 - スピーキングは“正確さ”と“表現力”がカギ
簡単な言葉でスムーズに話すことはできても、語彙や表現の多様性が不足していると点数が伸びないことを今回痛感しました。
最後に
IELTSは英語力だけでなく、
「戦略」
「時間管理」
「問題形式への慣れ」
が結果に大きく影響する試験です。
僕のようにIELTSを受けたことがなく試験のイメージがつかめないという方は、早めに本番形式の模試を取り入れながら、実践的な勉強を進めていくことが成功のカギになると思います。